eキッズ訪問保育では、保育士や幼稚園教諭、看護師、子育て経験7年以上などの女性がベビーシッターとして活躍しています。
今回はほぼ保育経験のない状況からシッターになり、2021年にはベビーシッターMVP賞を獲得するまでの大人気シッターになった黒崎尚美(くろさきなおみ)さんがどのようにしてeキッズのシッターになったかをインタビューしていきます!
目次
◉50歳を過ぎてから応募したベビーシッター
◉緊張の初日から自分の保育を見つけるまで
◉ベビーシッター歴1年でMVP受賞
◉最後に…
どうしても子どもと関わる仕事がしたい!
50歳を過ぎてから応募したベビーシッター
–自己紹介をお願いします。
黒崎尚美です。eキッズ訪問保育のベビーシッターで3人の娘がいるママでもあります。
長年、保育業界とは全く別の業界で働いていましたが、50歳を過ぎ、やはり子どもと関わった仕事をしたいという思いが強くなったことで、保育業界に入りました。eキッズのシッターになった当初は放課後等デイサービスのスタッフを含め3つの仕事を掛け持ちしていましたが、今はシッターのみに絞って働いています。
–数あるベビーシッター会社の中でeキッズ訪問保育に応募したのはなんでですか?
正直に言うと、最初は他のベビーシッター会社にも応募しようと思っていました。保育士資格もない、放課後等デイサービスのスタッフもシッターになる少し前に始めたので保育経験もほぼないに等しい状態。とにかく採用してくれそうなところはないかと多くの求人を見ましたね。その中でeキッズ訪問保育の求人を見つけ、「なんだこの会社は!障がい児や双子に特化したベビーシッターサービスなんて聞いたことないぞ!」と求人内容を一気に読んだのを覚えています。私自身一番下の娘が障がいを持っていることもあり、私が働くのはここしかないと思い、すぐに応募しましたね。
–そうだったんですね!保育経験がほぼない中で、お子さまを1対1で預かることに不安は感じませんでしたか?
不安がないわけではありませんでしたが、障がい児の子育て経験はありますし、上の子から下の子まで含めると28年間子育てをしてきているので、保育経験はないけれど、これから学んでいこうという気持ちでいました。また、放課後等デイサービスでグレーゾーンや自閉症のお子さまを1対10で見ていると、どこかで目の届かない部分が出てきてしまい、もっと子どもに寄り添った保育をしたいとも思っていたので、1対1でお子さまを預かる不安よりも「したい!」という気持ちのほうが大きかったですね。
緊張した記憶しか残っていない初日から
自分の保育を見つけるまで
–ポジティブですね!ちなみに尚美さんは、はじめてシッティングに入った日のことを覚えていますか?
もちろん覚えていますよ!先輩シッターさんと一緒に兄弟を担当しました。
先輩シッターさんとはお子さまの家の前で待ち合わせだったのですが、待ち合わせ中もどんな人が来るんだろう、上着は脱いで待っていたほうが良いのかなとかすごく緊張しちゃって(笑)
シッティングが始まっても、どういう遊びをさせて良いのか、お家の中もどこまで触って平気なのかと緊張しっぱなしでしたね。
–何事もはじめては緊張しますよね!緊張が安心に変わったタイミングはありましたか?
初日でいうのであれば、先輩シッターさんとの挨拶で「ああ!優しそうな人だ!」と安心しましたね。
ただ保育に関して緊張が解けたのは、ベビーシッターになって少し経ったイベント保育の時でした。その日、私は双子ちゃんを保育歴何十年の超ベテラン先輩シッターさんと一緒に担当していたのですが、多動気味の子たちで自分と自分の担当の子だけで手一杯だったんです。それに対し、先輩シッターさんは私を含めて誘導がすごく上手で、お子さまが納得して遊びを切り替えるんですよ。それで帰りの電車の中で「今日、自分のことで手一杯になってしまって、ああいう時どうすれば良かったですか。」と相談したんですよね。そうしたら、「私も毎回手探りよ。大丈夫。あなたなら良いシッターさんになれるわ。」とおっしゃってくださって。悩んでいるのは私だけじゃないんだとその時、肩の荷が下りたというかホッしましたね。
–泣けるお話です!その時からたくさんのご家庭に行っていると思うのですが、尚美さんがシッティングで大切にしていることはありますか?
大切というか、手芸が趣味なこともあって、手先を使ってなおかつ集中できる製作遊びを積極的に取り入れて、何か一つでも学びがあるようなシッティングを意識していますね。折り紙でアニメのキャラクター作りに挑戦してみたり、紐にビーズを通してみたり、新聞紙で恐竜を作って遊んでみたり、輪投げやボーリングを作って遊んだり、お子さまのしたいことや月齢によって遊びの内容は臨機応変に変えています。
–ええ!すごい!新聞紙で恐竜。見てみたいです!遊びのレパートリーが尽きてしまうことはないのですか?
今のところ、アイデアが尽きたことはないですね。ただ、自分のアイデアをより発展させられないかな~と、よく動画サイトを見て勉強しています。もともとある遊びでもそんな風にもできるんだ!みたいなことが本当にたくさん載っているんですよ!
あとはベビーシッター同士のグループがあって、そこで意見交換をしています。「今日はこんなことをしました~!」「こんなのを作りました~!」とか、他のシッターさんのアイデアをもらって皆さんシッティングに活かしていますね。「0歳児の秋の製作ってどんなものがありますか?」みたいな悩みもそこに投稿すると、他のシッターさんがアドバイスしてくださるので、1対1保育だけれども、一人でポツンとシッティングしている感覚になることはないですね。
ベビーシッター歴1年でMVP賞を受賞!
–そういえば尚美さん、聞いた話だと2021年ベビーシッターMVP賞をとられたんですよね?
はい(照)
私なんかが本当に?という気持ちもあるのですが、素直に嬉しいです。
ただ、去年は経験を積みたかったのと、より多くのご家庭の役に立ちたくて、たくさんの依頼を引き受けていたことが評価されたのかなと思っています。
–たくさん依頼を引き受けていたことだけが評価されたわけじゃないですよ!実際にママからの評判もよかったと聞いていますよ~!
えええ、そうなんですか!ありがとうございます!
それでいうと場数を踏んで、いろいろなママと出会ったことで、それぞれのママのニーズに合ったシッティングができるようになったからではないかと思います。詳しく引継ぎをしてほしいママに、端的に引継ぎをしてほしいママ、悩みをただ聞いてほしいママに、アドバイスがほしいママなど本当に様々です。そんな子育てを頑張っているママたちの第二のお母さんみたいな存在になれたら良いなと常日頃思ってシッティングしています。
–最後にベビーシッターになりたいと迷っている方にアドバイスをお願いします!
保育経験がないからどうしようと迷われている方でも、まずは勇気を出して応募してみてください。100人の子どもがいれば一人として同じ子がいないように、保育も100通りの保育の仕方があります。なので、常に勉強だと思ってシッティングに挑む気持ちがあれば、この記事を読んでくれているあなたもきっと素敵なシッターさんになれます。今はまだ自分の保育に自信が持てなくても、他のシッターさんの良いところを真似て取り入れて、保育の引き出しを増やしていく。私もまだまだ勉強中ですが、あなたと一緒に働ける日を心より楽しみにしています!
最後に…
いつまでも学ぶ姿勢を忘れない尚美さんだからこそ、2021年MVP賞を受賞できたのですね。インタビュアーも納得です。
eキッズ訪問保育では、様々な経歴をお持ちのベビーシッターが活躍しています。「ベビーシッターに興味はあるけど、できるか不安」「詳しい話を聞いてみたい」という方はお気軽にご連絡ください!
「尚美先生に来てほしい!」というご依頼は、下記お問い合わせフォームから「尚美先生に来てほしい」とお問い合わせくださいね!
また近いうちにお会いしましょう~!
※本ページの内容は、特に記載のないものを除き、記事執筆時点でのものになります