皆さん、こんにちは!独身、子育て経験ゼロの広報部員Xです。前回は多胎児研修に参加させていただき、双子ママ目線の試練を体験してきました。
そんな広報部員X、eキッズ訪問保育の障がい児研修に潜入です!
eキッズの障がい児研修はなんと3部制。今回は1部に参加してきました!
Step1:リフレーミングで発想の転換
まずは講師の曽根さんから研修参加者に「自分の長所と短所を2つずつ書き出してください」というミッションが与えられます。悩むX。最終的に出した長所と短所とは…!!!!
長所:動物などに優しい、誰とでも分け隔てなく接する
短所:すぐ物を忘れてしまう、悩みだすと止まらない
にしました。なんだか改めて考えてみると照れますね…。
そんなこんなで照れていると「ペアになった参加者の短所を長所に言い換えて褒めてください」という再ミッションが。ペアの方にXの短所を「常に先を考えているってことですね!」「慎重深いんですね!」と褒められて少し得をした気分のX。子どもでも大人でも褒めてもらうって、大事ですね。
実はこの“お互いの短所を長所に言い換える”という行為、“リフレーミング”と言います。
ある枠組みで捉えられている物事を、今までと違う別の観点から見ることでその物事をポジティブな見方に変換していく心理カウンセリングの手法らしく、たとえば“落ち着きがない”という短所も“活発、行動的、好奇心が旺盛”という長所に置き換えられます。
リフレーミングを行うことで、短所を長所に変える力が身につき、発達障がい児や知的障がい児の一見短所と思える部分を長所として捉えられるようになれるということなのです!
確かに!ポジティブに考えられるようになった気がする…!
Step2:障がい児の気持ちを知るには“障がい”を知ることから
次は、障がい児を知るには、“障がいを知ることから!ということで「障がいとは」について学びます。
すべてを書きたい気持ちではありますが、すべてを書くと読むだけで1日以上かかってしまうと思うので、さらっと!
まずは、障がいの種類から始まり、障害者手帳について、障害者手帳取得のメリット、障害者手帳と障害福祉サービス受給者証の違いについて、医療的ケア児について、医療的ケア児支援法、染色体異常…と覚えることがたくさん!
障がい児や医療的ケア児の保育は、ベビーシッターが事前に知識を習得しておくことが必須であり、同時に保護者に寄り添う姿勢が大切です。そのため、ここは特に丁寧にかつ真剣に学習します。
福祉サービスや制度の仕組みについて、知らなかったことばかりのX。他のベビーシッターさんに置いて行かれないよう、必死にメモを取ります。
Step3:否定語を肯定語に
最後のミッション。今から私が言う指示に従ってください。と曽根さん、真剣な面持ち…。
「犬を想像しないでください。」
犬…?あの白と茶色でふわふわしている…、と想像しないでと言われたのに、真っ先に犬が浮かんだX。ダメなんだった!
実はこれ“脳は否定語を理解できない”という実験。例えば、子どもに対して「こぼさないように運んでね」と伝えた方と「しっかり持って運んでね」と伝えた方どちらのほうがこぼさずに持てたでしょうか。
正解は、「しっかり持って運んでね」と伝えた方。
こぼさないようにと伝えた方は50%がこぼしてしまい、逆にしっかり持ってと伝えた方は20%にとどまったことがとある実験で分かっています。
このように「〇〇しないで」と受け手が言われたとき、脳の中では、
①しないでと言われたことを想像
②そのイメージを消す
という作業が行われているため、否定語で伝えてしまうと受け手にはその「しないで」のイメージが少なからず残ってしまい、失敗する確率も上がるということなんですね。脳のメカニズム…!
障がいのあるなしに関わらず、子どもに「走らないで」と言った否定語を使わず、保育者ができるだけ、「ゆっくり歩いてね」「ここで止まろうね」などと肯定語に言い換えて、少しでも子どもが動きやすい環境をつくることが大切なんですね。なるほど!
これからもずっと、ママたちを支えるために
子どもの性格やご家庭の様式は千差万別。そのため保育には正解はなく、障がい児に関してはさらに対応が複雑化しています。
だからこそeキッズ訪問保育のベビーシッターは、ママの代わりとなって子どもに愛情を注ぐと共に、国の制度や時には医療の知識を深めるなどして、大変な立場にいるママを多方面から支えていきます。
また、今後もeキッズ訪問保育では障がい児研修を充実させ、障がい児ママたちの心の片隅を照らす光になれるよう、取り組んでいきます。
各種研修の模様を今後もレポートしていきますので、よろしくお願いいたします!