インタビュー

【三つ子ワールドへようこそ!~第1話~】コロナ禍の初産、まさかお腹に3つの鼓動!?

多胎児(双子・三つ子)に特化したベビーシッターサービスの提供をおこなっているeキッズ訪問保育が、つい数か月前に三つ子を出産した利用者ママから出産秘話や三つ子の子育て状況など、話を色々お伺いしてきました。
そんな三つ子ママのリアルな日常を連載でご紹介!

すくすく育て、三つ子ちゃん!神田(仮称)ファミリー

ママ:里美さん(仮称)
パパ:祐介さん(仮称)
おばあちゃん:雅美さん(仮称)
三つ子ちゃん:愛希ちゃん(仮称)、美希ちゃん(仮称)、沙希ちゃん(仮称)

まさか心臓が3つ!?息が止まりそうでした…!

eキッズ:里美ママは三つ子を妊娠したとわかったときどんな気持ちでしたか?

里美ママ:めちゃめちゃビックリしました!

eキッズ:何週目くらいでわかったのですか?

里美ママ:不妊治療をしていたので、妊娠判定の日にヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)の値が高くもしかしたら双子かもしれないと言われました。
その後、胎嚢確認で1つは成長しているけど1つは小さいからダメかもしれないと言われて次の週、心拍確認に行ったら「心臓が3つある」と。
その時が…妊娠5~6週目です。
当時不妊クリニックと、不育症治療のための病院に行っていたのですが、不育症治療の病院で「心臓が3個見えるけど不確定なので、もう1つの病院でママは何も言わず、先生に確認してもらってください」と言われ、不妊クリニックに行ってそこで診てもらいました。
そうしたらクリニックの方がバタバタし始めて、「心臓が3つある!」と(笑)。
最初は本当に息が止まりそうでした。双子なら何とかなるかなと思っていましたが、3人となるとちゃんと産めるのか…

eキッズ:祐介パパは三つ子と聞いた時、どんな気持ちでしたか?

祐介パパ: えーーーっ!と思いました(笑)。話を聞いた時は三つ子までは何とか育てられるかなと…。
同時に、YouTubeで三つ子だと思って産んだら四つ子だったという映像を見たこともあったので、四つ子とか五つ子に増えていったらどうしようと少し不安なところもありました。

eキッズ:確かに子ども1人育てるだけでも大変なのに、いきなり三つ子となると驚きますよね!

三つ子妊娠がわかってから絶対安静!出産までの道のり

里美ママ:私は初産だったので、自分のお腹が大きいのか標準なのかわかっていなかったのですが、安産祈願のお参りに行ったとき、周りの妊婦さんはほとんどお腹が出ていなくて、「あ、三つ子だとこんなに違うのか!」と初めて自分のお腹の大きさに気が付きました。

三つ子妊娠がわかった日から先生に「無理をしないで」と言われ、洗濯もダメ、高いところに手を伸ばすのもダメと言われて、ずっと管理入院の日まで何もできませんでした。
絶対安静で外に出ることができず、長期間自宅にいないといけない状況が続き、しんどくなったりすることもありましたが、コロナ禍で周りの人も同じだったので、その点ではコロナ禍の出産でよかったなと思いました。

eキッズ:多胎児出産は管理入院期間が長いと聞きますが、三つ子出産の場合、具体的にどのくらいの期間だったのですか。

里美ママ:34週で出産したのですが、けっこう順調だったので17日前に入院しました。
それも連休中にバタバタしながら入院するより、連休前に入院した方がいいというので前倒しで早めた感じです。
管理入院期間中、病院の食事も3食きちんと食べましたし、寝ているときに、お腹が重くてしんどいということもなかったです。
子どもがお腹の中で「私の場所はここ!」という主張があるみたいで、自分の位置が変わると蹴るんですよ。
私の場合は、仰向けだとみんなが一番落ち着いて眠れるみたいだったので仰向けで寝ていましたね。

初産、三つ子出産、コロナ禍出産と大変三拍子!

eキッズ:初めての出産な上に、三つ子出産、コロナ禍での出産で大変だったことはありましたか。

里美ママ:大変というよりも良かったと感じるほうが多かったです。すべてが初めてなので、初産はこんな感じなのかと思うことができましたし、コロナ禍でほかのママたちも外に出かけられない状況だったので、自分だけ外に出かけられなくて他人をうらやましく思うこともなく、安静にしていられました。
通っていた病院は、三つ子出産の例が初めてだからとすごくいい場所にベッドを用意してくれたり、早産だった場合のシミュレーションも念入りにやってくれたり、色々と考えてくれていました。
ゴールデンウイークは人員が少なくなるので、その後に生まれてくれたのもよかったと、喜ばれました。
本当にいいタイミングで生まれてくれて、親孝行な子どもたちだと思っています

大変でいうと、術後3日間がものすごく痛くて、新生児特定集中治療室(NICU)まで子どもに会いにいかないといけないのがきつかったですね。
初日は車いすで行って、2日目は歩いてきてくださいと言われて手すりにつかまって休みながら行っていました

祐介パパ:コロナ禍で面会も制限をしていて、15分だけしか会えませんでした。その15分も、結局いろいろと書類を書いているうちにあっという間に時間は過ぎてしまい…(笑)
それでも、娘たちが全身を使って呼吸しているのを見て「がんばれ、がんばれ!」という気持ちでいっぱいでしたね。

パパやおばあちゃん、家族総出でもバタバタ!
三つ子の子育て。

eキッズ:出産直後と4か月後の今、変わったことは?

里美ママ:産後直後に比べれば、ちゃんと寝てくれるようになって、泣く理由も眠いのかお腹がすいたのか、おむつなのか、原因がはっきりしてきたので、落ち着いてきました。
家族みんな、三つ子でもなんとかなると思っていましたが、なんともならなかったですね。
三つ子育児をなめてました。壮絶の一言です(笑)。

eキッズ:やっぱり産後は全然眠れなかったですか?

雅美おばあちゃん:全然眠れなかったです。なぜ泣いているかがわからないし、やっと3人寝かせたと思ったら、はじめに寝かしつけた1人目が起きてしまって(笑)

里美ママ:土日はパパがいるから3交代でやっていましたが、2時間で起きてミルクをあげて1時間寝る生活でした。でも最近はまとまって寝てくれるようになったからだいぶ楽になりましたね。

これからもeキッズ訪問保育では、三つ子ちゃんたちが大きな愛情に包まれてすくすくと育っていくのを見届けるべく、引き続き神田ファミリーの日常を取材させていただきます!
次回は「三つ子ワールドへようこそ!」~第2話~0から1歳までの三つ子育児のリアル!(仮)を掲載予定です。お楽しみに~!

eキッズ訪問保育では双子や三つ子などの多胎児家庭に対して、ベビーシッターによる訪問保育サービスを提供しています。
「話だけでも聞いてみたい…」「相談してみたい…」など、お気軽にお電話、ご連絡ください!

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